悠々自適

日々のことをつれづれと

Fanastasis時系列整理についての雑感 その③

 

 前回に引き続き年表作成の感想とか備忘録とか雑感とか。

 ネタバレありなので閲覧時はご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 前々回で年表の始点と終点、前回でカノンの柩での反乱までに起こった出来事の配置を大まかに決めました。

 今回は、そこから放魔までの時間を整理するあたりについて。

 

 「異種狩り」を起点として「放魔」を終点とした年表を作る場合、「異種狩り」から「カノンの柩の反乱」までの流れは比較的簡単にできました。この部分はアレフレッドの動向ともリンクしているので、彼の年齢と相対していけばまあ比較的無理なく(無理なく……?)できたと思います。思いたいです。

 問題はむしろこの後で、アレフレッド氏がラーガ帝国を築き上げてからミルトンを侵攻するまでの期間です。ここから先の時系列の把握は主人公の手を離れてしまうので、年月の動きと相対して眺めることのできる人物がいません。アズランやバルロックが動いているので彼らの動きを追っていきたいところですが、あまりにヒントがまばら過ぎて前後も掴めなければ時間の感覚もよくわかりません(特にバルロック、お前のことだ)。

 むろん、いくら狂人と雖も一夜城のノリで一朝一夕に「国」を作るとはできないと思います。あの世界観的に名乗りを上げればまあ国になるんでしょうけど、それはそれとして。

 

 ここで重要になってくるのが、クレストの生い立ちの記憶です。彼の生い立ちの記憶は、作中の中ではっきりと年齢が出てくる非常に珍しいものです。というか、彼以外で年齢に関するあれそれが出てくるのはあまり参考にならんバルロックくらいなので、みんなもっと年齢公表していこうな。

 とりあえずここでクレストは「6歳のときによその女と子ども作って父親が家を出て行った」と証言しています。

 しかしこれ何度読んでも、そんなはっきりと理由言っちゃうんだ、って気持ちになりますね。エメルダって禁術使うための割と重要なファクターなのでむしろ隠す方が自然な気がするのですが。というか別にやらかした系のあれでも惚れた腫れた系のそれでもなんでもないんだからもう少し言い方なかったんですか摂政様、あなたの場合、国のこと理由にすればいくらでも都合なんてつけられたでしょうに、なんでそこだけ中途半端に正直に言ってるんですか。

 それはさておき、クレストが6歳のときに出て行っているということは、その一年前くらいにはカーミラと関係を持っているわけになります。その前の段階で彼は混血児ならば禁術を使えるという知識を得ていなければなりません。

 アズランがその情報を得ていることが確認できるのは研究所の手記ですが、情報源は「聖人」かバビロンでしょう。バビロンの方が可能性としては高いかなと踏んでいます。時期としては少なくとも聖人をカノンの柩に連行した後であると考えるのが妥当でしょうか。

 さて、この時期の特定にはもうひとつ問題があります。クレストが生まれたタイミングです。さすがにコウノトリが運んでくる世界線ではなさそうなので、とりあえず作ってもらわないことには始まりません。というわけでカノンの柩前のアズランの動きを見てみます。いやあ、過労死ラインを優に超えてるんじゃないかというレベルで国内動き回ってますね、いいからお前は城の執務室あたりに座ってモチベウェーブでも出してろ、摂政クラスの人間が現場を出入りするな、その抱えている一斗缶レッドブルを下ろせ、座れ、寝ろ。

 別にやるのに時間は要らんと思うには思うんですけど、さすがに湿地帯とかカノンの柩とかいろいろやってる最中に子ども作られてもどんどん事態が悪化していく中で多分家に帰るタイミングすらないのと(一応クレストは生い立ちの記憶で父と触れ合う機会は「少なかった」と表現しているので、皆無ではなかったのは確か)、クレストが6歳になるまでの間、聖人がカノンの柩にい続けなければならないので(あんな地獄に一年もいられるか)、無難にそれらの前と考えるのが良いかなと思ったらちょうどいいタイミングがありました。

 クーデター時、セスターさんにばっさり斬られたあとですね。

 致命傷は逃れたみたいですけど、それでもざっくりいったなら療養期間(別名:ベッドに拘束されている時間)というものがあるはずなので、その時期ならまあ子作りくらいできるはず。

 

 そしてクレストが六歳になった時点でエメルダが産まれているか腹にいるかのどちらかなわけですが、当初、アズランがエメルダを作ったのは棺の反乱後かと思っていたのですが、それだと地味にクレストの誕生時期と、ウルダ殺害時期がきつかったので、反乱云々関係なく事前に手を打っていたと考えることにしました。

 ウルダ殺害時期の何がきついかって、彼女の死亡が知らされたあとにマルカパッパが異種族の里に急行しているわけです。彼も良いお歳です。還暦も迎えています。とはいえ、あの洞窟を下っていくわけなので、そこまで老体にするわけにはいきません。レルミットが70限界なら、あいつは60代前半が限界かなあ、と組んでいくと、柩反乱後にアズランがエメルダの準備を始めた場合、下手したら一桁歳女児による犯行になります。戦争では子どもを使うとはよくいったものですね、そんなことさせてたらぜってえ許さねえからなアズラン。

 まあ、それ以前に、エメルダも学院に入ってから大聖堂に行っているので、ミルトン陥落前に学院入学年齢には達してもらう必要があります。学院の入学年齢はアレフレッドのところでも述べたかもしれませんが12歳ということにしているので、12歳までは続かなく成長してもらう必要があります。となるとやはりカノンの柩反乱後だと厳しいので、反乱前に作って出て行った、という流れで落ち着きました。

 

 あとはエメルダの成長を見守りつつ、マルカが歳を取りすぎないよう注意しつつ、ウルダを殺したあとにミルトンに侵攻すれば実質放魔までの年表の完成です、めでたしめでたし。

 

 え、その計算で行くとクレストが20歳とかで教授やってるって?

 父親も20代後半で摂政やってるからきっと大丈夫だよ……人材不足漂う国家の末期症状……